前回、OpenCVをImageJで利用する方法を紹介しましたが、今回はより実践的にOpenCVを応用した粒子画像流速測定法(Particle Image Velocimetry:PIV)をご紹介します。
粒子画像流速測定法(PIV)とは
粒子の流れを可視化する画像処理手法の一つに粒子画像流速測定法があります。追跡対象の粒子が何らかの媒体の中でどのように動くのか、その流れや挙動を可視化することによって流れの速度分布を定量計測することができます。1つの粒子を追跡することで、速度と方向が把握できます。
コンピュータ内でなく、実際のウェットな実験では、拡散する粒子の追跡はレーザードプラ速度計測器や熱線流速計などが用いられます。
流量の解析には、2つのレーザー光を照射し、高速フレームカメラで撮像して計測します。医用画像に応用する場合でも、スタックさえれた動画像の関心領域の動態挙動を可視化することは血流の解析や、そのほかの生理的な動きベクトルを観察するのにも応用可能です。
ImageJを用いたPIV
ImageJを用いたPIVの方法は、
第27回 連続画像処理 ImageJによる動画像の取り扱いについてで学ぶ!
をご参照ください!次回もImageJによる応用画像処理方法について述べます。
参考記事:「山本修司:ImageJで学ぶ実践医用・バイオ画像処理.INNERVISION(26・9) 2011, p118-119」
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